見よう見まねで身につけた平泳ぎ ― 息子の成長に驚いた日

家族で通う温水プール

こんにちは、二児の父ぽよみです。

我が家では、不定期に家族で温水プールに行って、子どもたちのスイミングの自主トレを行っています。
平日は学校や仕事でなかなか時間が取れませんが、休日に予定が空くと「今日はプール行く?」と子どもたちに聞くと、「行く!」と元気よく返してくれる日があります。そんなときは、軽い運動とリフレッシュを兼ねて、家族みんなで出かけます。

息子は保育園のスイミングでクロールはできるようになっていました。
ただ、平泳ぎは保育園のカリキュラムに含まれておらず、どう教えたらよいのか正直わかりませんでした。

 

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教え方がわからない平泳ぎ

教え方がわからなかったので、とりあえず息子の前でひたすら平泳ぎを泳いでみました。

すると、息子も興味を示し、見よう見まねで泳ぎ始めました。
最初は手と足の動きがバラバラで、ほとんど進みません。けれど、息子は何度も挑戦して、試行錯誤を繰り返していました。

 

口出しせず、見守るスタンス

その後もプールに行くたびに、私は息子の練習をちらっと見る程度で、主に娘のクロール練習を手伝っていました。
平泳ぎについては無理に口出しせず、見守るスタンスをとっていましたが、手と足を動かす「タイミング」だけはどうしても難しかったようです。

手を伸ばす前に足を蹴ってしまうことが多く、なかなか前に進みません。
そんなときだけ、「手を閉じてから足を動かすんだよ」と一言だけ伝えました。
息子は「わかった!」と返事をしながらも、しばらくするとまた自己流に戻ります。
それでも、息子なりに感覚をつかもうとしている様子でした。

 

継続の力 ― 1年半の積み重ね

そんな日々が1年半ほど続きました。
特に「平泳ぎの練習をしよう」と決めて取り組んでいたわけではありません。
ただ、プールに行くたびに少しずつ試しながら、自分なりのペースで体を動かしていました。

私も「もう少しこうしたら」と言いたくなる気持ちを抑えて、基本的には自由にさせていました。
すると、いつの間にかフォームが少しずつ整ってきているのに気づいたのです。
息子は言葉では説明できなくても、体で覚えていったのだと思います。

 

驚きの瞬間 ― いつのまにか泳げていた

そしてある日、娘とクロールの練習をしていたときのこと。
ふと横を見ると、息子がスイスイと泳いでいました。
「ん?」と思ってよく見ると、それはまぎれもなく“平泳ぎ”でした。

手と足のタイミングもばっちり合っていて、息継ぎもスムーズ。体がしっかり浮いていました。
「え、いつの間に?」と声をかけると、息子は満面の笑みで「できるようになった!」と一言。

特別なレッスンを受けたわけでもなく、ただの“見よう見まね”だったのに、しっかり泳げている。
その姿に、とても驚かされました。

 

子どもの観察力と吸収力

改めて感じたのは、子どもの観察力と吸収力のすごさです。
こちらが思っている以上に、子どもは親の姿をよく見ていて、自分の中で試しながら成長しています。

教えるというよりも、一緒に楽しみながら泳ぐ。
それだけでも、子どもは必要なヒントを自然と見つけていくのだと思います。
今回の経験を通して、「教えすぎないことの大切さ」を改めて実感しました。