英検を目標に始めた家庭学習
こんにちは、二児の父ぽよみです。
今年の春、息子と一緒に英検合格を目標に英語の家庭学習を始めました。
「まずは5級を目指してみよう」と、単語カードやリスニング教材を使いながら、少しずつ進めていました。
最初のうちは新しいことを覚えるのが楽しいようで、英単語を口ずさんだり、簡単なフレーズを真似したりと、前向きに取り組んでいました。
一緒に勉強する時間は親としても嬉しく、学びの成長を感じるひとときでした。
けれども、時間が経つにつれて、次第に息子のやる気が落ちていきました。
「今日はやりたくない」「もう飽きた」と言う日が増え、私も「少しは頑張ろうよ」と強い口調になることが増えていきました。
英語の内容よりも、「やる・やらない」で言い合いをすることが増え、家庭学習が次第に負担になっていったのです。
家庭学習に限界を感じた日々
親としては「せっかく始めたんだから続けたい」「ここでやめたらもったいない」という思いが強く、
どうにかモチベーションを上げようと工夫もしました。
学習アプリを変えてみたり、ご褒美シールを作ったりもしましたが、それでも効果は一時的。
勉強時間が近づくたびに空気が重くなり、親子の表情から笑顔が消えていきました。
ある日、息子が泣きながら「もう英語イヤだ」と言ったとき、はっとしました。
このままでは英語そのものを嫌いになってしまうかもしれない。
そう感じ、やり方を見直すことにしました。
英会話教室を体験してみることに
そんなとき、ふと思い出したのが、娘が通っている英会話教室のことでした。
息子は以前、「英会話教室は行きたくない。家で勉強する方がいい」と言っていたので、これまで誘うことはありませんでした。
ですが、「一度体験だけでも行ってみよう」と声をかけてみると、意外にも「行ってみてもいいよ」と前向きな返事。
体験当日、最初は緊張していましたが、保育園の友達が何人か通っていることがわかり、表情がパッと明るくなりました。
先生もとてもフレンドリーで、英語のゲームや歌を交えたレッスンにすぐ夢中に。
終わるころには「楽しかった!ここ通いたい!」と自分から言ってくれました。
その瞬間、胸の中のモヤモヤがすっと晴れていくようでした。
英語を“勉強”ではなく“楽しい時間”として感じてくれたことが、何より嬉しかったです。
ブログのテーマを覆す決断
このブログではこれまで、「家庭学習を中心に、子どもの学びをサポートする」というテーマで記事を書いてきました。
ですが今回、家庭学習をやめ、英会話教室に通わせるという決断をしたことで、まさにブログのテーマを覆す出来事が起こりました。
それでも、子どもが笑顔で学んでいる姿を見ていると、「やり方よりも、学びそのものを楽しむ気持ちの方が大事」だと気づきました。
家庭での努力は決して無駄ではなく、それがあったからこそ、今の前向きな姿につながっていると思います。
英検対策もできる環境で再スタート
息子と娘が通う英会話教室では、英検対策にも力を入れているようです。
楽しみながら資格試験の勉強にもつなげられる環境があるのは、親としても安心です。
先日、英検対策の日があり、息子も参加しました。
帰ってくるなり、「今日、英検5級のリスニングで15問中14問正解した!」と得意げに報告してくれました。
先生から少しヒントはもらっていたようですが、それでも初めての挑戦にしては上出来です。
先生も驚いて「何か英語の勉強してたの?」と聞かれました。
その話を聞いたとき、「家庭での学習も無駄ではなかった」と心から思いました。
短期間でも積み重ねてきたことが、確かに息子の中に残っていたのだと感じました。
家庭学習の積み重ねはちゃんと生きていた
息子の学習の中で感じるのは、「勉強の成果」は見えづらくても、確実に積み重なっているということです。
家庭での学習で覚えた単語や音の感覚が、今の理解やリスニング力につながっている。
学ぶ形が変わっても、経験はちゃんと次につながっているのだと実感しました。
“やり直し”ではなく、“新しいスタート”なのだと思えた瞬間でした。
これからの英語との向き合い方
英語の学び方は一つではありません。
家庭でコツコツ頑張る子もいれば、友達と楽しく取り組むことで力を伸ばす子もいます。
息子の場合は、まさに後者だったようです。
英語を“勉強”ではなく、“コミュニケーション”として楽しめるようになった今、
これからの学びはもっと自然なものになるのではないかと感じています。
親としては、焦らず、見守りながら、時には一緒に楽しみながら、
息子の成長をサポートしていけたらと思います。
おわりに
今回の出来事を通して、「家庭学習」にこだわりすぎる必要はないのだと気づきました。
大切なのは、子どもが“学びを好きでいられること”。
これからも、英語に限らず、子どもたちとの学習や日々の体験を通して感じたことを、
このブログで少しずつつづっていけたらと思います。