こんにちは、二児の父ぽよみです。
ある日、年長の娘が突然「パパとママに手紙を書く!」と言い出しました。普段から保育園の友達に手紙を書いたり絵を描いたりするのが大好きな娘ですが、家族に向けて手紙を書きたいと言ったのは初めてのことでした。
娘は小さな手で紙に向かい、クレヨンや色鉛筆で文字やイラストを丁寧に描きながら、伝えたい気持ちを表現していました。「ありがとう」「だいすき」「いつもいっしょにあそんでくれてうれしい」など、シンプルながらも温かい言葉が並び、読む私たちの心も自然と笑顔になりました。
「わたしにも手紙を書いて!」
娘が手紙を書き終えると、娘は目を輝かせてこう言いました。
「パパもママも書いて!わたしにも手紙を書いて!」
こうして、親子で手紙を交換する特別な時間が始まりました。普段、親からの手紙に触れる機会はほとんどありませんが、この日は文字を通じてお互いの気持ちを伝え合うことにしました。
親も手紙を書く
私たち親もペンを取り、娘に向けて手紙を書きました。内容は、普段なかなか口にできない感謝や愛情、そして娘の頑張りを褒める言葉です。「いつも元気いっぱいでありがとう」「〇〇ちゃんの笑顔が大好きだよ」といった言葉を丁寧に書き記すと、娘は目を大きく開いて読み、ニコニコと笑っていました。
手紙を書く時間は、文字を通じて思いを整理する貴重なひとときでもありました。普段の会話だけでは伝えにくい気持ちも、紙に書くことで心がより温かく、素直に通じるのを感じました。
手紙から学ぶ表現力
驚いたのは、娘が私たち親の手紙の表現をすぐに取り入れたことです。何日か後、保育園に持っていった手紙には、親の手紙で使った表現が自然に登場していました。
日々の生活の中で、親がどのように言葉を使うか、どんな表現をしているかは、子どもにとって大きな学びになります。手紙という形で文字として残すことで、言葉の意味や感情の伝え方をより深く理解できるのだと改めて感じました。
手紙を書くことで気持ちを整理
手紙を書くことは、娘自身の気持ちを整理する時間にもなっています。嬉しかったことや感謝の気持ち、少し困ったことも、文字にすることで心が落ち着き、自分の気持ちを客観的に見ることができます。
娘は書くことを楽しむだけでなく、手紙を通じて自分の気持ちを言葉に変える力を自然と身につけているのです。
家庭の中でのコミュニケーションが豊かに
親子での手紙交換を始めてから、家庭の中でのコミュニケーションがさらに豊かになったように感じます。忙しさや日常のルーチンでなかなかゆっくり会話できない時間も、手紙を通じて温かい言葉を交わすことができます。また、手紙にはそのときの気持ちや表情が残るので、後で読み返す楽しみもあります。
数年後、娘が大きくなったときにこの手紙を見返せば、家族の愛情を改めて感じられる貴重な宝物になるでしょう。
手紙がつなぐ家族の絆
小さな手紙から始まったこの習慣が、家族の絆をさらに深め、娘の言葉の力や表現力を育てる素敵な時間になることを願っています。手紙を通じて心を通わせる時間は、日々の生活の中でのかけがえのない宝物です。