英語の語順を理解する家庭学習:SVO・SVCの基本から疑問文まで

こんにちは、二児の父ぽよみです。

英検5級の筆記試験では、「語順を並べ替える問題」が出題されます。
たとえば、バラバラになった英単語を正しい順に並べて文を完成させるタイプの問題です。
そのため、英語の「語順」を理解しておくことは、試験対策としても、そして将来の英語力の土台づくりとしてもとても大切です。

英検5級合格に向けて、我が家の小学二年生の息子と一緒に、そんな「語順」の感覚を身につける家庭学習を進めています。
文法を“暗記”としてではなく、“文の形のパズル”のように整理することを目標にしています。

 

英語の基本語順:SVOとSVCの考え方

英語の文は、基本的に SVO(主語+動詞+目的語)SVC(主語+動詞+補語) の形でできています。
日本語では「私はカレーを食べます」のように動詞が文の最後に来ますが、
英語では動詞が主語のあとに来る のが基本です。

たとえば:

  • I eat curry.(私はカレーを食べます)
  • She is happy.(彼女はうれしいです)

このように、英語は「誰が(主語)」「何をする(動詞)」「何を・どんな状態か(目的語・補語)」という順番で文が並びます。
この語順の仕組みを理解しておくことで、英検の並べ替え問題も自然に解けるようになっていきます。

 

一般動詞の疑問文:「Do / Does / Did」の役割

語順を学ぶうえで大切なのが、疑問文の作り方です。
まず取り上げたのは Do の使い方

  • Do you eat curry?(あなたはカレーを食べますか?)

この “Do” は「食べる(eat)」という動詞を助けて疑問文を作る 助動詞(auxiliary verb) です。
平叙文 “You eat curry.” の前に “Do” を置くだけで、「~しますか?」という疑問文になります。

主語が “he” や “she” のときには “Does” に変わるなど、主語によって形が変化することもあります。
ここでは「英語では主語によって文の形が少し変わる」という感覚をつかむことを目的にしています。

 

Be動詞の疑問文は特別な形

“Are you happy?” のような Be動詞の疑問文 では、“Do” を使いません。
Be動詞(am / is / are) はそれ自体が助動詞の役割を持っているため、主語の前に出すだけで疑問文になります。

  • You are happy. → Are you happy?
  • She is tired. → Is she tired?

「述語(動詞)が主語の前に移動しているだけだよ」と説明すると、構造がすっきり見えてきます。

 

疑問詞を使うときのルール

次のステップは “What” “Where” “When” などの 疑問詞(wh-疑問詞)
基本ルールは、「疑問詞は文のいちばん最初に来る」ということです。

  • What do you eat?(何を食べますか?)
  • Where do you live?(どこに住んでいますか?)
  • Why do you like dogs?(なぜ犬が好きなの?)

疑問詞のあとは、“Do(またはBe動詞)+主語+動詞” の順で続きます。
また、“Who eats curry?” のように主語を尋ねるときは “Do” を使わない、という例も学びます。

 

“What + 名詞” のセットを理解する

さらに、“What color do you like?” のような文も登場します。
ここでは “What color” が「どんな色」という 疑問詞+名詞のかたまり(疑問詞句)として働きます。

  • What color do you like?(どんな色が好き?)
  • What food do you like?(どんな食べ物が好き?)
  • What kind of music do you like?(どんな音楽が好き?)

このパターンを理解すると、少し複雑な質問も自然に作れるようになります。

 

まとめ:語順のパターンを体で覚える

英語は日本語と語順が大きく違うため、最初は「なぜこう並ぶの?」と感じがちです。
しかし、意味よりも「形の並び方」として覚えると、自然に感覚が身についていきます。

我が家では次のような流れで家庭学習を進めています:

  • 平叙文と疑問文をペアで読む
  • “Do you〜?” “Are you〜?” の形を声に出す
  • 疑問詞を使った文を少しずつ増やす

「文法の勉強」として構えすぎず、会話の中で自然に口に出すことを意識しています。
少しずつではありますが、「文の形」を理解しながら、自分の言葉で英語を使う力が育ってきていると感じます。

 

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